これが Bill Plummer の BassFrog の最初のモデル。次のモデルを1Stなんて紹介してることがあるけど、あれは大間違いのちょっとバカ。これが本当の本物。ものすごい作りで、痺れます。今、これを日本で作ったら、¥5,000は確実に取られるだろうね。
見ての通り、腹の白いゴムシートからそのまま足に繋がっている。しかも裏側から緑のゴムシートを張り合わせ、チューブを構成していたらしい。今は空気が抜けてぺちゃんこになってるけど、当時は生き生きとしたものだったことが想像できる。フックの所にもう一枚防水のシートが付いている。素晴らしい。
さすがに60年前のゴムシートなんで、足がちょっと折れてます。残念。
やっと手に入れました。足がきちんとついているのを!ただウィードガードの年式から考えると、ちょっと本体と合ってない気もするんだけど、コンディションはユーズド バット ナイスって所かな。
足が堅くなって無くて、水の抵抗でフラフラ動きますって程ではないにしろ、この質感と作りは圧巻。「これか!」って感じの出来なんだね。ステキ・・・最高。
そんで、これがいわゆるセカンドモデル。この頃からは、箱も簡素化されて紙箱入りになっちゃった。
セカンドモデルから足が1枚になり、ココだけが1Stモデルとのちがい。これが約20年間作り続けられる。当たり前だと思うよ。だって良いんだモン。
後のパッケージ入りのモデルでは、パッケージに書かれている 釣書も箱入りの頃には、こんなメモとして入ってましてん。
そして、最初の改悪が行われる。70年頃のこと、とにかくぶっちぎられ易かった足を丈夫にしたの。
足が丈夫で、厚くなったので、当然動きが悪くなります。で、それに対応するために、足先を大きくしました。ボディーとのバランスを見てもらえば判ると思うけど、足でかすぎだよね。
で、浮力のバランスが狂ったんでしょう。このモデルは短命でした。確か数年でモデルチェンジしました。バランスはどうあれ、私はこのスタイルは悪くないと思う。
で、70年代半ばに出たのがこのモデル。はっきり言って、だんだん悪くなってくる。オイラがバスをはじめた頃はもうこれだった。
見ての通り、前のモデルより頭を大きくしたので、全体の浮力は上がった。ただ、どこのバカがトチ狂ったのか、足を短くしちまいやんの。動き悪いの、この足が・・・・
その後のモデルで、ガードがプラスチックになちゃう。さびしーからそれは掲載しない。まあ、持ってないし。
最初期のモデルにはこんなガードが付いてました。これは1Stモデルだけじゃなく、2ndモデルの前半はこれですねん。
次は、グッと簡素化されて、Y字型になってしまった。残念ですね。ここまでは、このハンダの重さで、フックも下を向きやすくなってる。
そして2ndモデルの後期にはここまでハンダ部分が小さくなった。なぜだろう?
よく調べてみると、同じモデルの中でもこのハンダのサイズは変わるみたいで、個体差の範囲みたい。