D・A・M Quick Champion 700


 オイラがね、最初に手に入れたリールは、ABUの5500だったんだけど、TOPモデルとして5500Cと5600Cがあった。で、まあ、当時これらは高かったのよ。ダイワにはミリオネアやファントム、シマノにはバンタムがあってね、これらは1万円ちょっとくらい。5500が¥25,000位、5500Cで¥35,000位したのね。で、このDAMは、700Bっていうボールベアリングモデルが、価格的に中間にあたる2万円前後で買えたんじゃなかったかなあ。という昔話があって、それが20年ほど前のお話。蔑称で、プアマンズABUなんて言われてたんだけど、スプールの回転だけなら5500Cに負けてなかったと記憶している。

まあ、それが700Bで、シルバーのモデル。たぶん5500Cを強く意識してるんだと思う。で、この黒いのは、700というブッシュのモデル。僕らがこれに手を出した頃この黒いモデルはなかった記憶がある。あったかもしれないけど誰も持ってなかったなあ友達は。サイズやスプールの回転性能・ギヤ比は、5500に相当するのよ。ABUの4000や6000に相当する物は、DAMでは、600,800という型があったよね。

正確に言えば、チャンピオンというこのシリーズ名称が、ベイトリールの名称ですわ。ABUのアンバサダーみたいなモンですわ。このメーカは基本的にスピニングが多いメーカなのさ〜!オークションでも50対1の割合でスピニングが出てます。はっきり言って安いです。でも、回転はフルーガーやシェークスピアよりよっぽど良いんだよね。フフーン!だからお買い得。

ギヤがある側のプレートは、あれ?ABUかな?と思っちゃうでしょ。ホントにそっくりなのよ。

でも、ギヤの回りは簡素な作りで、部品点数もこんなに少ないのね。まあメーカーに言わせりゃあ、部品点数が少なくて同じ機能が得られて、故障が少なけりゃ文句ねえでしょって事なんでしょうな。これは、西ドイツ製なんだけど、後に日本で作るようになる。なぜだかわからないけどこういうのはけっこう多いのね、当時には。