Heddon superlative 2270L

ヘドンがまだ Bass Fishing を心より楽しんでいた50年代後半、当時最新だったタバコグラスで作った最高傑作。それが superlative シリーズ。50年代最高値の ROD だったらしい。少なくとも57年のカタログでは、これ以上高価なモデルはなかった。


購入したときにはブランクは問題なかったが、スレッドがすり切れてたので、同時に手にいれた 2270M と共に大阪のマタギさんにリビルトをお願いして、ガイドはデットストックのミルドラムで組んでもらった。とうぜん、当時の高級ROD全てがされていた、ダブルラップ仕上げ。


このライトアクションロッドは、素晴らしいスローテーパー・究極のトップウォーターアクション。申し訳ないけれど、若干ファーストアクションのFO−60と比べ、キャスト・アクションさせたときの竿への乗りがちがいます。これを手に入れるまで、何とか手に入れようと思っていたFO−60はもういりません。国内の製品なのに高すぎるんだもんね。買うなら復刻版だね!
だいたい 5/8Oz 位までが守備範囲。ブランクカラーは、こちらの方が濃い。

ちなみに、当時のROD ケースはたいへん気を使って作られていた。


フェイクレザーのケースにアルミのチューブが入り、さらに紙の筒と至れり尽くせりの仕上げ、当時のアメリカはクラフトマンシップにあふれていたのだ!アメリカが純情で誠実だった頃の作品。これが、トーナメント時代に入る70年代から、こういうところから簡素化されていくのが残念である。