Shakespeare President II 1981
オイラがバスを初めてすぐに買った雑誌に出ていたのがこのリール。25年経って、永江さんのオークションで相当高い金額で手に入れた。ほとんど海外相場の3倍くらい払っちゃった。でも、これが、オイラのオールドタックル集めに火を付けた。アンバサダーと比べると、決して完成度が高いわけではないが、結構シュバーッとのびの良いキャスティングができる。
ドラッグは、ABUのバネワッシャー一つで絶妙な効きを作り出してるのに対し、積層した薄いバネワッシャーの滑りで制御してる。まあ、効きが良いと書かないところで程度は判断してください。でも、必要にして十分な効きは確保してる。ABUに飽きたらこれって感じかな。
Presidentは、シェークスピアの高級モデル。まだ全てがダイレクトの頃、高級なモデルはこのオーバルシェイプで、安いのは円形だった。さらに、1980はスチール製のケースだったが、これ1981はアルミ製だ。1980はボールベアリング使ってるけど、これはブロンズのブッシュが使われてる。ギヤその他は、1980と一緒。5500と5500Cの違いみたいなモンだね。ボールベアリングがない方が、オイラみたいに大きなルアーを使う物には、こっちの方がいいよ。
高級モデルのあかし、刻印で表示されたモデル名称が泣かせます。アンバサダーがモデル表示を刻印から、シールに換えた頃にこんな金のかかるモデルを作って他のは、当時世界で一番釣り竿を作ってたメーカの意地だったんだろうね。
指針付きのメカニカルブレーキと、モデル名称の刻印がお洒落というか、俺にはカッコイイともうけどどうだろうね。
この辺のディテールはABUと共通。構造もほとんど同じ、フルーガーの2800もシェイプは一緒だけど、中身がチャチで、あれに高い金を払う気はないね。一台くらいコレクション用に買っても良いけど、本気で使えないから。
カタログなんかで、写真取るときには使ってるけど、ビデオの中で使ってるヤツが居ないのがその証拠。
ギヤ側のサイドプレートは、何故かフレームより大きい。そんなに大きくする必要は、どこにもないのに不思議やね。反対サイドはスッカスカなんだ。この辺がアメリカ適で、何とも良い。