ABU Ambassadeur 5000 4scr


これは、レコードじゃないアンバサダー5000のもっとも古いモデル。通称4ネジ5000。リムの形状は、波形リムってヤツで、73年くらいまでのモデルは、このリムだよね。

後で出す予定のBig A 5000と一緒に、mintコンディションで、アメリカ人の爺さんから手に入れた。送料込みで$300位だったかな。だいたいこのレベルでは、けっこう安く手に入れたんじゃないかな。全くの未使用だったのを、利根川と霞で計2回使った。40年前にこんな滑らかな回転を出せるリール作るなんてねえ。こういうコンディションでは、思いっきり使うのがためらわれるので、前の様なリールも手に入れとくのね。ダイワの安リールよりもっと安く手に入るんだよね。

この右下のネジが4コ目のネジで、有るのと無いのとではコレクターの中では重大な問題。基本的に、4ネジはイマイチフレーム強度は低いようだ。強度は70年代後半が一番のように思う。

アンバサダーの文字は70年頃までは、この筆記体で書かれている。少し古いレコードモデルは、ABUの所が魚方のレコード文字になってるだけなのね。この辺は中身も一緒。

ギヤ側のネジは、大きなこのノブ。後にドライバーでしっかり止められるノブになるんだけど、これはやっぱりゆるみやすかったんだろうね。

糸が巻いてあるので、見せられないけど、最後期のレコードモデルとサイドパネルにレコードの文字が無いだけで全く一緒なんだ。こういうのもただの5000の中にタマーにある。

シリアルは 187601 で、61年頃のモデルだと思うんだけどなあ。

当時の5000は、非常に上品なケースに入ってる。これだって、40年も前の物だよ凄いでしょ。リールにこんな物を付けて売ってたんだね。今、こんなのをミリオネアに付けて売ったら、5万円超えちゃうモンね。

このケースはリールに対し、若干小さい。これがって事じゃなくて、全てのケースがこうなのね。きちんとした収納方法は、クラッチを切ってしまいます。そうするとケースの型くずれも防げるの。